2024.12.31適材適所の自然素材が光る今も将来もずっと暮らしやすい家 岐阜県関市 K様邸
株式会社カネダイ
裸足で過ごせる温かみのある木の家が建てたいと工務店探しをしていたK様ご夫婦。カネダイは製材を手掛けてきた会社。木のことを知り尽くしていると信頼を寄せたそう。奥様は「岐阜の建材を使うってすてき」とも思ったのだとか。ご自身も「木」についてかなり勉強したという。カンナは機械仕事が通常の現在、K様は「手カンナ」かけを依頼。木材とは思えないほどの艶のある仕上がりにはなるが、技も手間も要する仕事。通し柱には五寸柱を標準とし、木の家を多く手掛けてきた同社もこの要望には驚いたそうだが、手カンナで仕上げられた玄関や廊下の柱は硬質な光を放ち、K様も満足の出来映えで同社は応えた。
良木など素材にもデザインにもこだわりを
また、和室にもK様の「木」への思い入れが詰まっている。床柱に選んだのは吉野杉の天 然絞り丸太、調湿消臭機能に優れた霧島壁や和紙素材の琉球畳、枠と網目になる組子を同じ太さにすることでデザイン性を高めた障子など、見どころがいっぱい。この和室は、ソファ を持たないご家族にとって利用頻度の高い場所。奥様は洗濯物をたたんだり、読書をするなどのんびり過ごす。 お子さんたちも気持ち良さそうに遊ぶ様子を見て「畳にして良かった」と日々実感されている。
無駄な動きが無い生活動線で快適に
当初より、和室を含む1階で1日の生活が完結する家を理想に描いていたご夫婦。寝室と浴室をつなぐ直線上に、家族全員の服などが収納できるウォークスルークローゼット、部屋干し用の竿を設置した洗面室を配置。洗面室はキッチンと背中合わせのレイアウトなので、家事も朝・夕の支度も無駄な動きは不要で快適。そしてこれは現在の暮らしやすさだけでなく、年を重ねた先を考えて決めたスタイルでもある。家も人も自然素材。だからこそ、一緒に成長し変化していくことが楽しみだという。
真摯な姿勢で家づくりに取り組んだ棟梁への信頼感
また、K様ご夫婦がカネダイとの家づくりで思い出深いと話されるのが棟梁の存在。棚の高さや深さひとつとっても、図面だけではイメージがつかないもの。棟梁のアドバイスで広げたキッチンの通路は納得の使いやすさで、仕切り板の位置も、実際の物を目にしながら相談でき、現場での仕様変更にも対応。思い残しのない家づくりができたのも棟梁のおかげと、建築中の出来事を懐かしそうに語るお2人は、丹精込めたわが家と、これからの人生を一緒に歩んでいく。
施工:株式会社カネダイ