2024.12.31こだわりの木製サッシで大開口の開放感 。この地の魅力を存分に味わう家 岐阜県加茂郡白川町 O様邸
株式会社ミノワ
もともとは東京で暮らしていたO様ご夫婦。白川町へは6年前から農業イベントなどの参加を通じて訪れるようになり、この土地と人に惚れ込み移住を決意した。白川町が運営する空き家バンクで古い平屋を見つけ、更地にして家を建てることに。「この場所に決めたのは、高台でロケーションがいいことはもちろんですが、やっぱり人ですね。近所の人たちが気さくで、みなさん良い人。それで決断しました」とご主人。
地元の工務店と職人たち、地元の木材で造られた“地産地消の家”
施工会社選びは知人が地元の工務店ミノワを紹介してくれ、他社と比較検討することなく同社に依頼。地元の工務店で地元の材を使って家を建てると、町からの助成金がもらえるメリットもあったが、何よりも同社の地産地消の理念にも共感を覚えたという。「家はその地の木材を使うと気候風土に合っていて良いということは知っていました。工務店さんも地元ですが、この家を建ててくれた大工さんも建具屋さんも電気屋さんも、みんな近所の方ですよ」とご主人が言うように、顔が分かる人たちに建ててもらった住まいは “職人の町”でもある白川町ならでは。安心感も愛着もひとしおだろう。
施主が採用を切望した高性能な木製サッシ
家づくりに関して一番にこだわったのは、リビングからウッドデッキにつながる掃き出しの窓に木製サッシを採用したこと。さらに、引き込み式で全面開口できるようになっており、 そこから白川の美しい自然が望める。建築好きの一面もあるご主人が、木製サッシの意匠性と断熱・気密効果の高い性能面にかねてから興味があり、自邸を建てるときには使いたいと一番に希望されたものだ。
無垢材の杉床と高い住宅性能で快適な住まいに
無垢材をふんだんに使いながらシンプルに建てられたこの家は、夏の快適さも以前の東京でのR C造のマンション暮らしとは違うと言う。「床が杉なので柔らかく、このまま寝転がっても気持ちいいですよ。 調湿効果もあるから夏もべたつかずにサラッとしていますし。外は暑くても、家の中は快適でした。東京では、夜は寝苦しくて何回か起きていたのですが、ここではエアコン無しでも快適に寝られます」。エアコンはご主人の仕事部屋に1台だけ。それも今年の夏は2回しか使用しなかったという。窓の開口も風通しを考えながら設計されており、この地が持つ自然の心地良さを生かした快適な住まいだ。
施工:株式会社ミノワ