ぎふの木の住まい協議会 事務局

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2024.12.31内と外の境界をゆるく解き放つウッドデッキ。いつものお昼がワクワクに変わる          岐阜県可児市モデルハウス「木屋c o y a d o」

株式会社弘栄工務店

晴れでも雨でも楽しめる軒があるウッドデッキ

柔らかな日差しの中で外の空気を感じながら、家族でのんびり過ごす昼下がり。そんなゆったりした時間を、住まいの中で実現できるのがウッドデッキだ。テーブルが置けるぐらいの広さがあれば、バーベキューをしたり、ランチやおやつタイムを楽しんだり。いつもの当たり前のことが少しだけ特別になって、日常にスパイスを与えてくれる。なかでもリビングから続く軒が深いウッドデッキは、庭とはひと味違う安心感を与えてくれる空間。室内のような、外のような、その境界の曖昧さが、家でくつろぐ落ち着きと、自然と触れ合う開放感の両方を叶えてくれる。天気の良い日はもちろん小雨の日でも、軒に守られながらしっとり読書を楽しめる空間は、どこまでも贅沢だ。また、リビングに土間を設ければ、さらに内と外の境がゆるやかになり、外とつながる心地良さをより実感できるだろう。

夫婦それぞれに扉のないおこもり空間を

家族と過ごす時間が大事なように、1人で何かに没頭したり、自分をリセットしたりするひと時も同じように大切。なかでもここ最近は、在宅ワークをはじめ家にいる時間が増えて、自分の居場所づくりに試行錯誤している人も多いだろう。ここで紹介する住まいは、L D Kに接したスペースに2つのスタディールームを設けた例。床の一部を少し掘り下げて、屋根の高さまでの空間を3層に分割。1階はダウンフロアのようなご主人の書斎に、中2階は奥様が1人になれる畳敷きの場所をつくった。それぞれにドアはなくオープンなつくりなので、L D Kから少し奥まっていてもリビングと空間でつながっている。スタディールームで自分の時間を過ごしながら、リビングで遊ぶ子どもの声や気配が分かる絶妙な距離感だ。 家族を近くに感じながら、自分を大切にできるおこもり空間は、暮らしにゆとりと安心感をもたらしてくれるだろう。

施工:株式会社弘栄工務店

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